契約社員や派遣から、
正社員を目指せる会社
毎年４、５名の方が正社員として登用されていて、自分の希望と所属する部門長の推薦で登用試験に挑戦することができます。
M.N：契約社員
些細な違和感を見つけ出す、
間違い探しのような作業
私は今、近隣のメーカー企業に派遣されてソフトウェアのテストに従事しています。入社して4年と少しになりますが、もともとは事務の経験もなく、ブラインドタッチもExcelもできませんでした。「その資料はローカルに置いておいてください」などと言われても、ローカルってどこだろうと、IT用語が全く分からない状態でしたが、周りの人に一つひとつ質問し覚えていきました。
ソフトウェアテストというのは、スマホアプリやWebアプリ、電化製品などに組み込まれているソフトなど、さまざまなソフトウェアの不具合を見つける、間違い探しのようなお仕事です。いろいろな操作をしてみて、何かしら異常なことが起きないかテストしています。異常が起きた時の状況を把握して不具合報告書にまとめます。報告の書き方については、今でも苦労していますが、テスト自体にはだいぶ慣れました。私は日頃から細かいことに気がつく性分なので、そういう方には向いている作業だと思います。ちょっとした違和感に気付くことで、不具合が見つけられます。
たとえば、フォントや画面表示なども、さっきまでの画面ではこうだったのに、操作するとちょっと変化したかもしれない？と気付いて…よく見ると文字が欠けていたり見切れていたりするわけです。気になることがあった時点で、担当の方に報告します。どんな操作をすると、そうなるのか？手順などを調べます。お客様側でも一緒に検証してくださるので、不具合なのかそうでないのかその場で確認できます。不具合であった場合は発生状況を報告書にまとめ、開発担当の方にフィードバックします。私はどんなに些細なことでも気になってしまうので、詳細に報告するようにしています。
お客様に『よく見つけたね』と喜んでいただけた時は、私にとっても大変うれしい瞬間です。これは、この仕事の醍醐味だと思います。
ステップアップを目指して、
資格取得にもいつか挑戦を
子どもが小さかった頃は、自宅から車で保育所に行き、8時半までには預け終えて、派遣先の会社の始業時刻（8：50）に間に合わせ出勤していました。5時半に仕事を終えて、子どもを迎えに行きますが、6時を過ぎると保育の延長料金がかかってしまうので、朝晩とても慌ただしかったです。でも、保育所、仕事場、自宅が近く仕事も定時できっちり終わるので助かりました。
EGTSでは契約社員や派遣から、正社員登用を目指す人がたくさんいます。毎年４、５名の方が正社員として登用されています。自分の希望と、所属する部門長の推薦で登用試験に挑戦することができます。子育ても少し落ち着いて来たので、現在私もこの制度を利用して正社員を目指しています。そのため、正社員の必須資格である『JSTQB認定テスト技術者資格』というソフトウェアテストに関する資格を取得しました。今は、新たな資格試験に備えて勉強を始めています。現場で覚えた知識を整理できますし、次のステップにチャレンジするための礎になると思います。
ユーザー目線のテストを、
さまざまな製品で経験していく
以前は販売や接客の経験しかなかったので、この仕事に入るときには不安もありました。でも、心配することはありません。とにかく周りの方が親切で協力的ですので、自分自身にやる気さえあれば、いろいろと教えてもらえます。私の場合、いきなり派遣先に行くのではなく、入社して1ヵ月間は本社で請負の仕事から始めました。派遣先でも、比較的難しくないような作業から配置していただけたと思います。できないこと、分からないことははっきり伝えて、教えてもらおうという姿勢は大事です。
担当している製品のプロジェクトが終わると、次は全く別の製品のプロジェクトに入ることもあります。人数も体制も変わるので、さまざまな状況に対応できる柔軟性というのは、必要かもしれません。プロジェクトの期間もまちまちで、3ヵ月や半年といった短い案件から、数年かかるような長い案件もあります。今まで私は、「表示関連のテスト」⇒「ソフトウェアの機能テスト」⇒「チェックリスト作成」と少しずつステップアップしており、私のスキルを把握していただきながら、適材適所で相応な場所に配置されて来たと思います。
経験とやる気次第でできることは増え、子育てとも両立しながらキャリアアップを目指せる仕事です。子育て中の方もぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。